何かの「オタク」になった事のない人間が、ジャニーズJr. Travis Japanのオタクになった。(前編)
日頃常に字数制限ぎりぎりの長文ツイートを垂れ流しながら「あ~これTwitterよりブログで書いた方が字数制限関係なく自由に色々書けるなぁ。ブログ書きたいなぁ。」と思っていたのと、私事(当然)ですがあと少しでTravis Japan (通称トラジャ)に出会ってから1周年になる事から、1回沼落ちブログを自分の整理もかねてちゃんと書いてみようかと。
一言でいうと「トラジャに出会ってから自分でも驚く位のジャニオタになりました!トラジャ素晴らしい!好き!!」みたいなブログです。
ちょっぴり長くなるかもしれないんで、如恵留くんのブログ「のえまる」を見習って、3本立てで目次立てて書きます。(当方七五三掛担ですが、如恵留くん激推しです。
「1.トラジャに出会うまで(前編)」は、自分の整理も兼ねてるのでかなり自分語りになってしまってます。
興味ない方は「2. トラジャ担誕生(前編)」へ直行してくださいな。
- トラジャに出会うまで(前編)
- トラジャ担誕生(前編)
- 彼らの魅力(後編)
- トラジャに出会うまで(~2018年8月)
思い返してみると私、去年までの人生の中で本格的に何かの「オタク」になった事がないんですよね。
「オタク」の定義は様々だけど、私にとっての「オタク」は「自ら能動的に情報やコンテンツを求め、継続的に時間及び金銭をつぎ込む対象を持っている人」です。
「ファン」は「その人又はコンテンツに対して好き、好ましい等といったプラスの感情を抱いていて、偶然付けたテレビにそれ人が映っていればその番組を見る事もあるし、誘われればその人の出ている舞台やライブ等にも行きうる人」だけれど、「オタク」ほど能動的に行動したり、継続的に時間や金銭をつぎ込んではいない(個人的な定義です。今考えました。)
そう考えると、自分って何かに対して「ファン」になる事はあっても、「オタク」になるほどハマったものがないなぁと。
というのも、物凄くひねくれた事を言ってしまうと、芸能人や流行のものって、結局メディア側や企業側が「この人を沢山メディアに出演させる事で、視聴者にこの人を好きにならせよう」「この商品やコンテンツを流行らせて、消費者の購入意欲を高めよう」という風に、(言い方悪いけど)視聴者・消費者の頭の中を洗脳ないし大きな影響を与える為の情報発信の産物なんじゃないかなと昔は強く感じていて。
自分が何を好きで何を良いと思うか、どういうものが必要だと考えていてどういう物を買うのか何にお金を使うのか、そういったものをメディア等に支配されずに、ちゃんと自分の意思で決めたいと思っていた事から、10代の頃は結構芸能人や流行ものに対して一定の距離を置くようにしていたんです。
(ただ家族がドラマ大好きだったこともあり、結構ドラマや音楽番組自体は観ていました)
(ちなみに年を重ねるにつれて芸能人や流行についての上述の警戒心はかなり薄れてはきたものの、今もTV番組をはじめとするメディアについては、かなり注意というか警戒心の様なものをもって接してはいます。)
だから自分の10代の頃はモーニング娘。が大人気ではあったけれど、特にファンではなかった。
ジャニーズについては、弟が元々嵐が好きでコンサートDVDやバラエティ番組を一緒に観ていたから、一緒に観るうちにメンバーの名前もキャラクターも分かってきたし、大人気ドラマ「花より団子」も、原作が好きだった事もあり毎週観ていたから「Love so sweet」と「Wish」の歌詞はばっちりだった。
嵐の歌も明るくてハッピーになれる良い曲だし、メンバーも仲が良くて凄く良いグループだなぁと思っていた。
ただファンなのか、ジャニオタなのかと言われるとそういう訳ではなく、「国民的アイドル嵐にとても好感をもっている一般人」のレベルでした。
また母と祖母が宝塚大好きだった事から、小さい頃から割と宝塚を観劇していて、中高時代に、あるトップ男役さんのファンになりハマりはしたものの、あくまで「ファン」であり「オタク」という程ではなかった。
出待ちをするとか、グッズを買うとか、ファンレターを書くとかそういう能動的な事は何もせず、母(元々母が最初にその男役さんのファンになった)がその人の出演している舞台のビデオやCDを買ってきたのをひたすら家で鑑賞して、年に1~2度母がチケットを取れたら一緒に観劇する、その程度のものでした。
大学に入って以降は女子アイドルに少し興味を持って、AKBや乃木坂の気になる子に関する動画を見たりブログやTwitterを時折読んだりはしたけど、それを超えてコンサートや握手会に行くとかファンクラブに入るとか、CDを買うとかSNSアカウントを作るとか、金銭や時間をある程度継続してつぎ込むようなことは特にしなかった。
そんな感じで20代後半までずっと「オタク」事とは割と無縁で生きてきたのですが、去年2018年春~夏頃にかけて一気にジャニーズにはまり、今では1ジャニオタとして毎日楽しくオタ活動をしています。
きっかけは去年の春頃。確か4月か5月あたり。
時間に余裕が出来たから何かyoutube動画見よう、でも何見ようと思った際にふと頭に浮かんだのが嵐。
最近嵐出演の番組も全然観てなかったし、動画みてみようかな~と思い、時間のある時にちょこちょこyoutube動画を見始めました。
そのうち、嵐の番組に出演していた若手ジャニーズグループSexy Zone(通称セクゾ)が気になり(中島健人くんの握手会神対応が非常に面白かった)、セクゾの動画を色々観始め、メンバーの一人である松島聡くんという子に非常に好感を持ちファンになりました。
Twitterで聡くんについて調べたり雑誌を読んだり、彼の過去のコンサート(Summer Paradiseコンサート通称「サマパラ」。セクゾのメンバーであるマリウスくんと2人で行ったもの。)のDVDを買ったりと、自分から能動的に情報を収集し、7月・8月にはファンレターを2通出すほどまでハマり始めました。
ここ位からいわゆる「オタク」になりかけてたんじゃないかなと思います。
そしてTwitterで聡くんについて情報を収集していると、聡くんと凄く仲の良いジャニーズの先輩としてKis-My-Ft2の二階堂高嗣さん(そう!我らのにぃに!!)がいるという事を知り、気になって二階堂くんについて少し調べてみると、どうやらジャニーズJrのTravis Japanというグループと「にぃに会」なるものを作っているらしい…
「にぃに会…?にぃに…??何だその可愛い事この上ないネーミングは…?」
そんな可愛いニックネームで二階堂くんを呼ぶジャニーズJr.ユニットTravis Japanが気になり、youtubeのジャニーズJrチャンネルで毎週木曜日に動画を配信していると知り、トラジャの動画を見てみることに。
(細かい事言うと、聡くんのサマパラに見学に来ており好青年だったとレポに上がっていた「阿部亮平」くんが気になり、Snow manの動画を2~3日前から少し見ていたので、Jrチャンネル自体の存在は知っていました。)
この時点で8月20日あたり。ちょうどトラジャのサマパラ公演が終わりに近づいていた頃です。
- トラジャ担誕生
初めて見たのが、皆さんお馴染みの横浜アリーナ(通称横アリ)単独公演でのパフォーマンス動画「Happy Groovy」。
動画を見た感想
「え?めちゃくちゃダンス揃ってる…こんなアイドルグループいるの…?」
後から知ったのは、このパフォーマンスは2時間近く踊り続けた後コンサートの最後の曲として披露されたものだから、メンバーもかなり疲労が溜まっていて、普段よりシンクロ率は低かったという事。それでも、それまで「シンクロダンス」なるものを見た事が無い、そんな概念に触れたことのない私にとって、このダンスのシンクロさは驚きでした。
それまで私にとってアイドルのパフォーマンスの楽しみ方って、「ビジュアルや人柄が好きな推しメンを見つけて、その人1人を中心に見て推しメンを眺める事を楽しむ」事だと思っていたんです。
だからアイドルのパフォーマンスを楽しむには好きなメンバーを作る必要があるし、好きなメンバーのいないアイドルグループのパフォーマンスを楽しむ事はなかなか難しい。
まして殆ど踊りのない歌うだけの曲になると、その曲自体が好きでない限りはなかなか楽しめない。
でもトラジャのフォーマンスは、踊りのパートが非常に多く(というか全部踊っている)、かつダンスを揃えて「全員で1つのパフォーマンスを見せる」事に重きを置いているから、トラジャを初めて見る私でも、彼らのパフォーマンスを見ていてとても楽しかったです。
びっくりしました。
コメント欄を見ると彼らは「シンクロダンス」を武器にしているらしい。
アイドルが自分のファンを増やすためには、他のメンバーよりシャカリキに全力で踊ったり、1人だけダンスにアレンジを加えたり、逆にあえて気だるく踊ったりすることで自分個人を目立たせアピールするのが有効なのに、彼らはそれを一切していない。
全員で魅せて素晴らしいパフォーマンスを提供するために、目立ちたい欲求をメンバー1人1人が抑えて踊っている。
彼らは満足度の高いパフォーマンスを提供する事に重点をおいていて、プロ意識が高いなと感じ、好感を持ちました。
このグループが気になって他の通常動画も見てみた。
(いまだに不思議なんだけど、どうして去年のトラジャの動画は、1人のメンバーの近すぎる顔アップをサムネにしていたんだろう。)
動画を見た感想
「なんか擦れてる子とか全然いなくて皆性格よさそうだな…皆優しい雰囲気…このグループ好き…」
元々松島聡くんにハマり始めていた位なので、優しい・何事にも一生懸命・誠実な感じの人に弱いんです。
丁度時間があった事もあり、他の動画も一気に観ました。
そしてトラジャというグループの平和さ、優しさに惹かれ、彼らの存在を知ってほんの数日で大ファンになりました。
そこからはあれよあれよという間にどんどんトラジャ沼に沈んでいきました。
あっという間にメンバー全員の顔と名前を覚え、Sexy松(一時期聡くん、元太君、松倉君の3人で組んでいたユニット)関連で名前は知っていたもののどっちがどっちか分かっていなかった松松についても、バッチリ覚えました。
ジャニーズwebでブログを書いている事を知り、早速登録して過去のブログを読み漁り(ここで如恵留くんのブログに恋に落ちる。それにしてもブログを読むのにお金を払う必要があると最初に知ったときは結構衝撃だった…)、ジャニーズJr情報局というファンクラブに入るとサマパラ公演の映像が見られると知り、人生初のファンクラブに加入しました。
9月に放映されたMステのジャニーズアイランドメドレー(?)の様なものにトラジャが東山さんのバックとしてTVにでかでかと映ったときは凄くうれしかったし、その直後にトラジャの動画初の再生回数100万回(Happy Groovy)をもう少しで生まれそうだと知ったときは、ひたすら動画を再生し続けました。
本当に短期間に一気に沼の底深くへ沈み込んでいったんです。
こうしてYoutube出のトラジャ担が誕生しました。
トラジャ担になってからは、本当に沢山の「初めて」の楽しい経験をしました。
公式アカウントへのイイネやリプその他諸々をする事で、Twitterでトラジャを応援出来たら良いなと思い秋頃にはアカウントを作り、人生で初めて1か月以上Twitterが続きました。
他のトラジャ担の人とTwitter上でやり取りするようになり、初めてSNS上でオタクのお友達が出来ました。
社会人になってからは、敬語を使わずにラフに話せる友人はもう一生作れないと思っていた私にとって、趣味を通じてこんなに気軽に友人を作れるんだというのはとても嬉しい発見でした。
そして今年3月の横浜アリーナ単独公演では、初めて自分でコンサートのチケットを申し込み、落選したものの直前に譲って下さる方がいたお蔭で夜公演に入る事が出来、そこで人生初めてのジャニーズ団扇とグッズを買いました
私の中で団扇というのは、一番手の出しづらく購入ハードルの高いグッズでした。
なのでジャニオタになった後もしばらくは、自分が団扇を買うとは全く思っていなかったのですが、MCで海くんが頑張って宣伝しているのを見て思わず公演後に買ってしまいました。
団扇ってあんなに巨大なんですね...びっくりした。
(ちなみに、この公演は最高に最高に素晴らしくて、本当に今までの人生で見てきたエンターテインメントの中でも1.2を争う位楽しかったです。USJやディズニーシーとかのテーマパークと並ぶ位、いやトラジャのコンサートはわずか2時間でテーマパーク1日分の楽しさ・幸せを味わえたので、テーマパーク以上に楽しかったかもしれません。友人と一緒に参加したわけでもないし席も立ち見だったけど、そんなの全く関係なくて、最高に素敵なエンターテイメントで本当に素晴らしかった。)
雑誌も10年以上全く買っていなかったのですが、トラジャが出ているからという理由で、毎月何かしら買う事が多くなり、出版社に御礼のハガキを出すようになりました。
TVも殆ど見ない人間だったけれど、トラジャ担になってからはトラジャが出演するものは出来る限り見て、人生初のハッシュタグを使いまくったり、放映後は、それまで出そうと思ったことすら無かった御礼と要望のメールを出したり、かなり積極的にメディアと関わるようになりました。
トラジャのプロモ動画やweb CMが出たら、プロモされている商品をなるべく買うようになりました。
トラジャの魅力を、国や言語に関係なく色んな人に知ってほしい、毎週配信される動画を海外の人にも沢山見てほしいと思い、やり方を調べて人生初の動画の英語字幕を作成し始めました。(ここ最近の動画は、ちょっと尺が長いのもあってあまり作れていませんが…)
1年半前は、自分がこんなに芸能人にハマってオタク活動をする事になるとは全く予想していなかったし、今でも時折不思議な感じがします。
でもこんなに沢山の「初めて」「楽しい」を経験する事が出来て、なんだか嬉しいんです。
自分への見返りなんて関係なく、誰かを応援する事それ自体が楽しい。
誰かが輝いたり活躍すると自分自身が報われた気持ちになる。
誰かが喜んだり嬉しがってくれると自分の事以上に嬉しいし、それ自体にとても価値があると感じる。
そう思える様になって、どこか一種安堵の様な気持ちを感じます。
ああ私もそういう感情を理解出来るようになったんだなって。
このまま毎年年を重ねていって、毎日仕事や時間に追われる中で、もしも自分自身の人生には大きな価値を見出せずに生き続ける事になってしまっても、他の人例えば自分の子供や下の世代に何か価値を見出す事が出来れば、彼らの人生や幸せ自体が自分の幸せだと思える様になれば、自分の人生に失望しすぎず、ある程度自分を保って何十年も生き続けいく事が出来るんじゃないか。
そう思える様になったんです。
勿論まだまだ自分自身の人生を諦めたわけではないし、応援しているアイドルだけじゃなく、ファン側である自分自身も自分の人生で何かしら活躍したり輝いて生きていける様に、模索や試行錯誤を繰り返しながら頑張っていきたいと思ってはいるのだけど、上のように思える様になって、幾分か気が楽になりました。
これは、自分にとってはなかなか大きな事でした。
上に書いた事も含め、トラジャ担になって、単に「アイドルのオタクになって趣味を楽しむ」以上のプラスのものを貰えたのかなぁと。
大袈裟と言ってしまえば大袈裟なんだけど。
結構私の価値観にも色々とプラスの影響を与えてくれています。
そんな影響を与えてくれるものと出会えて良かった。ひょんな事からトラジャを見つける事が出来て良かったな。
次にトラジャの魅力について書いていきたいのですが、この段階で6000字を超えているので続きは後日後半のブログに書きます~。